今日は時間がなかったもので携帯からエントルリしておいたのですが、すっぽり消えてます。やるなau&はてな
来年のイベントの準備として今日はストロガノフを作ってみた訳です。以前に作った時はいま一つで、これは止めようよーといって消えたメニュー。ネットで探したレシピも、ロシアンシェフの持ってる分厚いロシア語のロシア料理の本(読めない)を見てもどうもうまくいかなかったストロガノフ。簡単に説明するとこれらのレシピは、肉に粉をはたいて、バターで炒めて、最後にサワークリームを入れる、少しだけ煮込む、というもの。不味くはないんだけど、別に、という出来。ロシアンシェフがいうには、本当は肉をサワークリームに漬け込んで柔らかくして臭みをとる、という方法。粉は別で炒めて、ハヤシレベルに色をつける、だそうです。日本でするにはサワークリームが高価だということと、日本人にはあわないひとが多いということ。これけっこう致命傷。むつかしいね。
いろいろ話していると彼女の国では僕達の知っているサワークリームとはその概念から違うらしく、普通生クリームを醗酵させたもののことで乳製品なんだけど、「違う。あれは脂だ。ラード。」と言ったことには驚いた。だから肉をサワークリームに漬け込むということはヨーグルトに漬けるというよりは、ラードにつける加熱しないコンフィみたいなものなのかな。これ以上は言語の壁が邪魔してよくわからなかった。
これではどうにもならないので、サワークリームはまた今度にして、今回はノンクリームでやってみました。粉の炒めはそこそこ、肉は柔らかさを出す為に薄切りを使い、色と酸味はトマトを使ってみました。あと、ディルピクルス。ピクルスを使ったスープや料理は一般的らしいので入れてみた。胡椒とレモンでさっぱりクッキリ。
なかばあきらめながらロシアンシェフに食べてもらったところ、「あれ、近い。なんで。」と。
ロシアンシェフ: 「これ大丈夫。メニューのせれ。」
私:       「Да. ダー。」
  昔よく使ったこれ↑ ハッ!Σ(・Д・)
ということで今回こっそり登場のはこびとなりましたスパスィーバ。

他、意見が出たところは、
・「あっちではごはんにかけない。ごはんないし。マッシュポテトにかけるヨ。溶かしバターも。」
・ピクルスはよくあうけど、入れない。ストロガノフは付け合わせにピクルスをつけるけど、ストロガノフには入れない。カレーにらっきょう入れないダロ。」
というところです。
他にあっち風雲呑「ペルメニ」(これは既にスープでやってます)やあっち風マフィン、あっち風ロールキャベツなどいろいろ考え中です。
ロシアンシェフはその後、別の代表料理「つぼ焼き」(ポットシチューのパイかぶせ)のツボを探しに行きました。これいちばんめんどう。気軽に考えたイベントなのに、どんどん深みにハマっていきそうで恐いです。
あと全然関係ないのですが、今日のお客さんのコートを見て、「あれリスの皮。リスリス。」と言ってました。リス皮のコートなど着てる人は大変珍しいでしょうが、それを見て分かる人はもっと珍しいと思う。見た目フツーだったよ?
そゆ訳で明日は定休日でーす。スパコーイナイ ノーチ。(←お休みなさい)
(・Д・)<マタネ