まわるまわる

生来ののろまが祟ってどうも毎日慌ただしく、やるべきこともこなせないまま後から後から雑務がふりそそいでくる日々ですが、おかげさまでお料理や珈琲は、しっかりやらせていただいております。この時期はお店もそれほど忙しくないんですが、残念ながらそのせいもあってレシピや工程を見直したり、要らないものをかたつけたりして牛歩ながら前進しております。最近は工程表自体を見直して仕事を整頓した結果、時間が稼げる様になって、品質も上げれたし、価格も落とすことができる様になってきました(こういうのがうれしくて仕方ない)。なにかと余裕がないとお客さんの要望も聞けないし、新しいものも作れない。答えを受取る余裕がいる。もっと余裕つくんないと。
本を読んだり、ゆっくり自分と向き合う時間なんて全然ないけど、手を動かしてる時がいちばん自分と向き合ってる時間だし、一日の成果や進捗度を見れば身体の状態がバッチリ現れてしまうので、熟考する時間もたまにあればよいくらい、かもですね。スタッフの話ももっと聞いてあげたいなー。でも若い彼らは当然まだまだ本当に自分に必要なことが分かってないから、言葉尻をおっかけても答えは出てこない。よくよく理解して推理してあげないとアドバイスまで中々及ばない。
毎日毎日同じところをぐるぐる回って、やっと少しましな方向にちょっと出て、また叩いて叩いて丈夫な足場にして。運良く上から降りて来たり、誰かと繋がってヒントを分けてもらったり。いつもビシッと答えが閃く人にはもちろん憧れるけど、ぼくなんかは到底無理らしくて、だから毎日ぐるぐる回ってまた叩いています。のろくてすいません。
でもまー嫌いじゃない。