「遊牧」を終えて

ううじんさんのライブ、みなさんいかがでしたでしょうか?この日物販コーナーのううじんさんCD、実は完売しました。買っていただいたCDには、ううじんさんが一枚一枚丁寧に、イラストやメッセージ等(しかも結構な字数)いろいろと書き込んでおられました。ううじんさんとお話ししたり、ナタリーさんに靴のお話を聞いたり、少しゆっくりしていただいてから、みなさんおうちに帰っていきました。ぼくたちも、みなさんも、みんなにこにこして、本当にいいライブだったんだなあ、と思いました。ぼくたちまで、本当にありがとうと、みなさんからお礼を言っていただきました。こちらこそお礼を言いたいです。本当に、来てくれて、ありがとう。とてもうれしいです。いい夜でした。
ううじんさんはリハの時、一番奥のステージ位置に立って、「ここからスウッと水が流れるようにしたい!」と入り口の方の客席まで何かを送るような身振りで表現されてました。やっぱりこの人もそうでした。オグルスさんも、mama!milkさんも、表現は違えど言うことは同じ。こういうに響かせたい!というイメージ、ビジュアル的にせよ、文章的にせよ、模索しながらも確固としたものがまずあって、でも臨機応変に、一番いい形に近づけていくという作業をされていました。あるときは現場と戦い、あるときは合致して、そして生まれた音は響き、満たし、溢れ、空間を世界に変えていきます。絵も造形も音楽も、皆同じです。心に響くものをひとつ生み、ふたつ生み、並べ、重ね、いつしかその、世界を作り上げていきます。お料理と同じですね!(←ここは適当に言った。無責任。)
ライブが始まり、スタンディングで演奏のううじんさんは、体中でギターを弾き、遠くまでよく届くきれいな声で歌いました。本当に体中で弾いてる!という感じ。そして歌っている様子は大きな呼吸をしているような感じ。周りでおこっていること、いろんな音や、子供の声、また見えない気持ちなどをスウッと吸い上げ、それは瑞々しい湿度を持った声となって流れだしていく、みたいに。ライブがいいのは、生、だということ。絵でも、音楽でも、生の人間がすぐ目の前で活動しているといういい意味での生々しさ。表現とは生々しいもの。妄想とは対極にあるもの。
今日は「遊牧」ツアー最終日。参加者の方、どうぞお楽しみください!

あと当日席移動していただいたり、机運ぶの手伝ってもらったりといろいろとお客さまにお世話になりました。どうもありがとうございます。厨房コテンパンでした。あと大挙和装でお越し下さったミラーブルー、ブラウニー両店のみなさまも本当にありがとうございました。助かりました〜ホントありがとう。