mama!milk LIVEいかがでしたでしょうか

「夕暮薄明の演奏会」、無事終了いたしました。mama!milkさんを以前からご存知の方も、今回のライブで初めて知ったという方も、実際生で聴いてみて、その美しさと音に圧倒されたんではないでしょうか。それほどすごい演奏でした。
薄暗い店内、フレグランスの漂う中演奏は始まりました。最初の曲からsmoky dawn,two ripplesと、夕方から夜へと時間がうつっていくようなセットリストで、the moonが始まる頃にはもうすっかり劇中の中のような気持ちになっていました。

the moon。コントラバスではじまるこの曲は、まるで絵画のようでした。ゆっくり爪弾かれる音は、キャンバスに絵の具が
ぽとり
ぽとり
と落ちて滲むように、会場に響いて広がってゆきます。その響きを聴きながら、確かめ、味わいながら、また新たな一音を空間に落としていきます。その上をアコーディオンの艶やかな音がスーッと滑るように広がって、じわーっと包み込んでしっとり満たされるような、そんな曲。雨の音がしていたというのも、またすごく良かった・・・。
途中何度も鳥肌が立ったり、震え上がりました。感動のあまり泣き出した方もいました。それほどの演奏でした。
2部が終わって、アンコールの曲、新曲だそうですが、これがかなりやばかった。だいぶやられた。みんなやられた。「とある歌」で、いいんでしょうか。これで送られたい。そんな曲でした。
ただ曲を演奏するというだけでなく、その場の響きや雰囲気、季節や天候、時間のようにうつろうものまでも、音楽の一部となるんだということ。ものすごく大事なことを教わった気がします。ものすごく勉強になった。
mama!milkさん、本当にありがとうございます。なんといえばよいのか、こんなんで本当に伝わるのか、わからないけど、本当にありがとうございます。それからご縁をくれたやすこちゃん、本当にありがとうございます。いつも何かいただいてばかりで、何のお礼もしてないけど、これからも家族共々どうぞよろしくお願いします。